災害に備える防災対策

万が一の災害に備えるための家庭で出来る防災対策

【最終更新日】2016年11月24

2011年の東日本大震災以来、各地で大きな災害が頻発しています。
11月22日の地震では震度5弱M7.4で津波警報も出ました。

プレートが重なり合う位置にある日本は世界でも有数の地震大国です。どこに住んでいても災害に見舞われる可能性は充分にあるため、被害に遭ってから慌てないためにも今すぐにでも防災のための準備をしておきましょう。

家具の転倒防止

大きな震災が発生したとき、転倒した家具の下敷きになって大怪我を負ったり、最悪の場合は亡くなったりしてしまうこともあります。大きな震災を経験したことがない人の中には、「家具が倒れてきても避ければ大丈夫」と楽観的に構えている人が少なくありません。しかし、実際は揺れが激しすぎるため、家具を避けるどころか立っているだけでも難しい状況になります。家具は必ず固定しておきましょう。ストッパー、L字型金具、粘着マットなど、様々な転倒防止グッズが販売されているので、活用しましょう。

家具の転倒防止
家具の転倒防止めるのストッパー

防災リュックの準備
自宅が被災した場合、避難所で生活することになります。すぐに持ち出せるように、非常用のリュックに必要なものを詰めておきましょう。最低限、以下のものを入れておくことをオススメします。

・非常食
・飲料水
・薬、救急用品
・着替え、防寒着
・毛布
・使い捨てカイロ
・軍手
・懐中電灯、予備の電池
・生理用品
・タオル
・携帯用トイレ
・携帯電話の充電器
・貴重品 ・防災ずきん

非常食と飲料水は最低でも三日分用意しましょう。ただし、南海トラフ巨大地震などの大規模災害時には被害が広範囲に及ぶことが考えられるため、最低でも一週間分は用意しておいたほうが良いと言われています。

家族で話し合う
災害時にどのような方法で安否を確認するのか、家族と話し合っておきましょう。安否確認の方法は一つに絞らず、念のため複数の方法を決めておくのが好ましいです。また、災害時には回線がつながりにくくなるため、電話とメール以外の方法を考えておく必要があります。東日本大震災では、TwitterやFacebookといったソーシャルメディアが大活躍しました。他にも以下の方法で安否確認を行うことが可能です。

・災害用伝言ダイヤル
・災害用伝言版
・Skype

ただ、被災した際に携帯電話が壊れたり無くなったりして、上記の方法が使えなくなることもあるかもしれません。そのような場合に備えて、家族と落ち合う場所もあらかじめ決めておきましょう。災害時はたくさんの人で混雑しているので、漠然と「〇〇小学校に集合」とだけ決めていても、お互いを見つけるのが困難になることが予想されます。「〇〇小学校の正門の前に集合」という風に、具体的な場所を決めておくようにしておきましょう。

 

 

 

また、東京都では防災方法を取りまとめたPDF「防災ブック「東京防災」」がインターネット上から無料でダウンロード可能になっています。東京を想定していますが、その他の地域の方にも参考になる情報が多数ありますので、是非目を通しておきましょう。

東京防災
東京防災

「東京防災」の内容
(1) 大震災シミュレーション(地震発生の瞬間から避難、復興までをシミュレート)
(2) 今やろう 防災アクション(今すぐできる災害の備え)
(3) そのほかの災害と対策(地震以外の東京に潜む様々な災害と対策の解説)
(4) もしもマニュアル(災害発生時に役立つ知恵や工夫をイラスト付きで解説)
(5) 知っておきたい災害知識(災害に関する知識のまとめ)
(6) 漫画 TOKYO“X”DAY(かわぐちかいじ氏オリジナル漫画)

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/08/20p8l300.htm


東京都防災ホームページ
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/

 

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