くわしく解説！スキンケアの基本【クレンジングから保湿まで】

女性はもちろん、今や男性でもスキンケアをする時代と言われていますね。
元々日本人の肌は世界的に見てもきれいだと高く評価されている事、ご存じでしたか？わたし自身もそうですが、黄色人種という概念に囚われすぎてか、正直そういう自覚は今まであまりありませんでしたし、むしろ自信がなくて「もっと美白しなきゃ」とか「もっと手入れしないと」って日々葛藤する毎日でした。
しかし、実際海外へ行くとバーで年齢確認をされたり、年下に見られた経験がある人も少なからずいるのでは、と思います。その理由は、決して「幼い」という事だけではなく、肌のきれいさも大きく関係しているそうですよ。
なんと、日本人の肌は「きめ細やかでシルクのようだ」と言われているとか・・・！

ここまで褒められると自然と自信も持てますし、スキンケアにも力が入っちゃいますね！でも、いくら一生懸命念入りに手入れしても、スキンケアの手順を間違えてしまうだけで、本来の力を発揮できずに効果が半減しちゃう事もあるのです。

ということで、美しい日本人らしい肌になるために、スキンケアの正しい手順を改めて見直してみましょう。

①クレンジング

クレンジングの役割は、メイクなどの油溶性の汚れを落とすためのもの。
メイクだけではなく、例えばお休みの日にメイクをせず、日焼け止めだけ塗って少し散歩したり、近所のスーパーに行くとします。すると、それだけでも排気ガスに含まれる油分や日焼け止め内の油分が付着しますし、自炊する場合調理の際の油なども少なからず付くでしょう。
油溶性の汚れは洗顔では取ることが出来ないため、なるべくクレンジングは毎日した方がいいという理由はここにあるのですね。
クレンジングにもクリーム・オイル・ジェルなど種類がいくつかあるので、ご自身の肌質やその時のお肌の状況に合ったものを選びましょう。また、クレンジングを洗い流す際のお湯の温度は、指で触ってぬるいな～と思うくらいがベストと言われています。（３０～３２℃）
ここではあくまで油溶性の汚れを落とすイメージですから、汚れを肌の上に長時間置かない為にも、基本的にあまり時間はかけない方がいいですね。

②洗顔

洗顔の役割は、古くなり不必要となった角質や皮脂、排気ガス・空気中のホコリなど、水溶性の汚れを落とすためです。一日分の水溶性の汚れですから、この際も手に力を込める必要はありません。優しく、丁寧に円を描くようにくるくるとお肌の上をなぞってあげてくださいね。
昔から泡立てるタイプが一番主流ですが、中にはクレンジングオイルのような液体等、洗顔フォームも様々な種類の商品が出ているようです。
また、クレンジングの時と同様に、洗い流す際の温度にご注意ください。特に寒くなると温かいお湯で洗いがちですが、刺激を与えてしまうため、やはりぬるま湯がおすすめです。

洗い終えたら清潔なタオルで優しくポンポン、と水分を取りますが、意外とお肌に刺激を与えていると言われているのがタオルの繊維です。特に新しいタオルはまだ繊維が毛羽立っているので、何度も洗濯して繊維の出ないタオルを使用した方がいいかもしれませんね。

③化粧水

化粧水は、手のひらやコットンに含ませて、洗顔後のお顔に浸透させます。
手のひらの場合は、タオルの繊維や埃がついていない事を確認してください。
コットンの場合は、擦りすぎるとコットンの繊維と摩擦で刺激が強くなってしまうので、優しく押さえるようにして化粧水を行きわたらせてください。
ちなみに、最近よく聞く「ブースター」を使う場合は、化粧水を使用する前にお肌に乗せましょう。化粧水の浸透をアップさせて、よりふっくらと水分量の多いお肌へ導いてくれますよ。

④乳液orクリーム

この順番、ややこしいな～と思った事があります。
何故ならどちらも一番の目的は「水分をキープし、油分で肌を保護する」ことだからです。
しかし違いは、それぞれの油分の量でした。乳液は、クリームよりも油分が少なく水分が多いので、両方使用する場合は乳液の方を先に使った方がいいでしょう。その後に乗せるクリームがより厚い膜でお肌を保護してくれますよ。
例えば夏場など皮脂が多くてそんなに油分いらないよ～って状態の時には、乳液だけっていう選択肢ももちろんあり。皮脂量や季節の乾燥具合などを見て、その時に合ったものを選んでみてくださいね。

人の肌は千差万別。乾燥肌・敏感肌・普通肌・脂性肌・混合肌と分けられるだではなく、季節や、女性特有の生理周期によって１ヶ月の間だけでも肌の質感が変わったりもします。
自分が目指す素肌になるには、まずは自分自身のお肌と向き合って、何が足りないのか、逆に何が足りているのか、きちんと見極めることが最も大切な事かもしれませんね。