環境にもお財布にもやさしいカーシェアリングが今増えています。

近頃では普及率も高くなり、名前を聞くことが多くなっている「カーシェアリング」。
中には賃貸マンションのオプションとして導入する物件も多くなり、評判の良好なようです。

とはいえ、まだまだ「カーシェアリング」についてよく知らないという人もいるはず。
レンタカーとどう違うのか、簡単にまとめてみました。

カーシェアリングとは

会員の間で特定の自動車を共同で利用するサービス・システムのこと。
自動車を借りるという点ではレンタカーと同じに見えますが、レンタカーよりも短時間の利用を想定としていて、利用の方法によってはレンタカーよりも安くなるように設定されていることが多いです。

カーシェアリングの特徴

1.会員制

カーシェアリングを利用するには会員登録をしなくてはなりません。それはレンタカーも同じことです。しかし毎回利用するたびに住所や連絡先の登録をしなくてはならないレンタカーと違い、カーシェアリングは一度登録を行えば簡単に利用できるのが特徴です。

2.短時間からでも利用が可能

レンタカーの利用は最低6時間からというサービスが多いですが、カーシェアリングは最短15分からの利用が可能で、使いたい分だけ利用する事ができます。また、長時間パック・プランも用意されていて、レンタカーとほとんど変わらない料金で長時間の利用も可能です。

3.ガソリンは満タンにしなくてもＯＫ

レンタカーで多いのが返却時にガソリンを満タンにしておくこと。しかし、カーシェアリングでは利用料金にガソリン代が含まれているのでガソリンの残量は気にせず返却ができます。ちなみにガソリンを補充する際は車内に給油カードが備え付けられているので、それを使えばいいので心配はありません。

4.24時間いつでも利用ができる

レンタカーは営業時間内でしか利用ができませんが、カーシェアリングの場合、コインパーキングなどに置かれているので、深夜0時だろうが早朝6時であろうがいつでも利用することができます。

カーシェアリングのメリット

カーシェアリングは年間9,000km以内であればマイカーやレンタカーよりも安く車が利用ができるとされています。
また、カーシェアリングというビジネスモデルは環境にも良いとされています。多数の人が共有してクルマを利用することで社会全体のクルマの数を減らし、省エネやCO2の削減、エネルギー問題や渋滞、環境の改善に繋がると考えられています。また料金プランが分かりやすいのが特徴で「基本料金＋時間料金＋距離料金」でこれ以外には料金は発生しません(会員登録料がかかる場合もあり)。

カーシェアリングのデメリット

もちろんいいことだらけではありません。使いたいときに他の会員が車を利用しているので利用ができない、予定よりももっと長くクルマを使っていたいが次の予約が入っているので使いたいのに返却しないといけない等、共有する故に自由に使えない等の不便が生まれる事もあります。特に、休日に予約が集中するため、使いたいときに限って予約でいっぱいで利用できないというケースも。さらに、その月に一度も利用しなくても、基本料金は必ず毎月払わなくてはなりません。また、車種も少なく、選択肢が限られています。

カーシェアリングはどういった場所で利用ができるのか

前述でも簡単に触れましたが、カーシェアリングは無人のコインパーキング設置されている場合がほとんどです。
近所のコインパーキングを覗いてみると「CarShare」の文字があるかもしれません。

また、最近では入居者向けのオプションとしている賃貸マンションも多くなってきました。
団地内に設置された1台から3台のカーシェアリング用のクルマを、住民が簡単に使えるようにしています。
この場合、会員登録料や基本料金は入居者であればかからないので更に簡単にカーシェアリングを利用できる事になります。今後引越しを予定されているのであれば、カーシェアリングがオプションについているかどうかを注目してみるといいかもしれません。

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