今までの洗い方で大丈夫？シャンプーするときの３つのポイント！

乾燥が気になる季節も、蒸し暑くなりジメジメしてくる季節も、髪がきれいだとそれだけで清潔感があり素敵だと思いませんか？何を以って髪がきれいだと思われるのか。それはずばり、キューティクルがあるかないか、だと思うのです。

キューティクルとは「毛表皮」とも呼ばれ、その名の通り髪の毛の表面を覆っている部分のことを言います。髪のタンパク質や水分を保つ働きがあるのと同時に、ツヤを与える働きも持っている、髪にとって不可欠な存在です。

髪の毛を拡大すると、キューティクルがまるでウロコのように根元から毛先に向かって重なり合っているのですが、CMなどでも誰しもが一度は見たことのある図だと思います。そのキューティクル１枚１枚の細胞は非常～に薄く繊細だということ、ご存じでしたか？通常は６枚から８枚ずつ重なりながら層を作っていますが、この層も、髪の毛が固い人は約１０枚・柔らかい人は約３枚と、人によっても変わるというのですから、例えば同じカラーリングやパーマをしてもダメージの大小は人によって違うということがよく分かりますね。
このキューティクルが、きちんと根元から順序良くうろこ状に層をなしていると、いわゆる「天使の輪」が出来上がります。

しかし、このキューティクル、先ほども言ったようにとても繊細な細胞です。
年を重ねる毎にキューティクルは剥がれやすくなってきますが、日常生活の上だけでも、キューティクルにとって毎日ストレスや刺激が沢山与えられているのです。カラーリングやパーマはもちろん、例えば、紫外線・ドライヤー・エアコンの風・摩擦、夏場だと海水やプールの水に含まれている塩素等も大きく影響を受けてしまいます。
そのため、きちんと剥がれかけたキューティクルを補修してあげないと、年齢関係なく徐々に剥がれていってしまうのです。
さて、キューティクルが剥がれると、どんな事が起こるのでしょうか？いくつか挙げてみます。

・手触りが悪くなる（ツルツルしていない）
・パサついてまとまりが悪くなる
・枝毛が増える
・切れ毛が増える
・髪色が脱色する

悲しいことに、私自身にも思い当たる項目が多々ありました。。
美容室に行くたびに、気になることありますか？と聞かれると挙げるものばかりです。
キューティクルが健康状態であると、これらの悩みはなくなるのでしょう。
しかし実は、キューティクルは一度剥がれてしまうと復活したり再生する事はありません。
が！！剥がれかけたキューティクルを修復する事は出来ます！！
ご存じの通り髪の毛は毎日少しずつ伸びてきていますので、毛先や間はパサついていても、諦めずにケアする事によって、もう一度天使の輪を取り戻すことは充分可能なのです。

そのケアの中でまず大切なのが、やっぱりシャンプー。
ここで、シャンプーする際の手順とちょっとしたコツをご紹介します。

①予洗いはたっぷり時間をかけて

シャンプーする前に髪にお湯をかけますよね。この時、どれくらいの時間をかけているでしょうか？実はこの予洗い、１分～１分３０秒はした方がいいのだそうです。
美容室でもかなり時間を掛けてるな、とふと思ったので先日行った時に伺ったところ、髪の表面や地肌についている埃や汚れはこの予洗いで十分流れるとのこと。
また、これらの汚れを予洗いできちんと流すことによって、シャンプー剤の泡立ちも俄然良くなり、シャンプー剤の効果を高めてくれるそうです。温度も熱いお湯ではなく、顔と同じぬるま湯がキューティクルにも優しく、お勧めですよ。

②シャンプー剤は頭皮に付けずにまずは手のひらへ

シャンプーを取り出して、頭皮に付けてしまう前に濡れた手のひらの上で泡立てましょう。泡立てるといっても、この時点ではモコモコの泡でなくてもOKです。液体ではなく、空気を含んだ細かい泡になるまで両手で擦り合わせてください。

③泡が出来てからようやく髪、そして頭皮へ

細かい泡が出来たら、次に頭皮ではなく髪の毛につけて、軽くモミモミ。髪の毛を使ってより濃厚な泡を作っていきます。（激しく摩擦してしまってはいけないので、優しく揉み込んでくださいね）そしてモコモコに出来上がった泡を、ようやく頭皮へ！
この時、頭皮を下から上へ泡で優しくマッサージするように、指の腹で丁寧に洗っていきましょう。リフトアップ効果も期待できます。

④洗い流しは予洗いより時間をかけて

シャンプーを洗い流すときは、最初の予洗いよりも２倍ほど時間を掛けて、頭皮や顔周りに泡が残らないように、しっかりとすすぐことがポイントです。
私は家でシャンプーする時は背中にシャンプー剤が垂れないように！と思って頭を下げてすすぐのですが、更なるリフトアップ効果を狙うなら逆に頭を後ろに反らせてすすいだ方がより期待できると聞き、これから早速実践したいと思います・・・！

髪の毛を洗うことは毎日のルーティンだからこそ、しっかりポイントを把握して、健やかな髪を作っていきたいもの。こうした少しの努力を続けることこそが、きれいな髪へと変化していく一番の近道なのかもしれませんね。