最近SIMって言葉をよく聞くけど
どういうものなの?
2014年10月、総務省から【SIMロック解除によるガイドライン】が発表され、今年度からSIMロックの解除が義務化されることになりました。これにより私たち消費者にとってプラスになるか、マイナスになるか物議がでていますが
そもそもSIMロックってなに?というかSIM自体あまりよく知らない!
なんて方のために簡潔にSIMについてご説明致します。
・SIMってなに?
SIMとはSubscriber Identity Module Cardの略で、電話番号など個別の識別番号が記録されているICチップのこと。これをスマホやガラケーに入れることで電話やメールのデータ通信が可能になるというもの。
ではSIMロックはなにかというと
携帯会社(au・docomo・softbank等)が携帯端末に、自分の会社のSIMしか使えないようにするという細工の事をいいます。
つまりauで買ったiphone6はauでしか使えず、docomoに乗り換えた時にまたiphone6を使いたい場合はdocomoでiphone6を買わなければなりません。
こうした“縛り”を総務省は無くそうという考えで、今回のお達しをしたわけなのです。
SIMロックの解除の義務化は一見、消費者にとってプラスにしか働かないと思われますが、むしろ消費者の負担が多くなってしまう可能性もあるのではないかと噂されています。
・SIMロックがなくなるのは良い事じゃないの?
そもそもなぜ携帯会社が端末にSIMロックをかけているのかと言うと、携帯端末というのは本来高額なものですが、携帯会社はそれを格安で販売しています。そのかわり、長期間契約をしてもらう目的でSIMロックや2年契約(いわゆる2年縛り)という制限を設けています。
その制限の一つのSIMロックがなくなってしまえば当然、携帯会社の利益は減ってしまいます。そうした利益の損失を補うために契約期間を2年から4年に延ばしたり、契約の更新期間外での解約による違約金の増額、または端末その物の価格を上げるなどの事態が想定されます。
なので定期的に機種変更をしている方は負担が多くなってしまいますし、手持ちの端末が他社の会社で使えるようになったとしても、不便が多くなるだけの可能性が高いのです。
とはいえ、現状SIMロックも2年縛りも煩わしい事が多いのでどうにか解消してほしい気もします。
SIMロック解除の義務化のスタートは具体的には決まっていませんが、2015年5月以降との事。
これからの携帯会社の動向に注目ですね。
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