毎日かならず1個は貰う事がありますよね?
必ず毎日もらう機会があると言っていい「ポケットティッシュ」。
花粉の季節が近づいていますのでこれからお世話になる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
さてこのポケットティッシュ、日本独自の広告ビジネスという事はご存知でしょうか。
ポケットティッシュが誕生したのは1969年。
高知の製紙加工会社、明星産商の社長が考案したもので、作った当初から広告素材として考えていたのだとか。
ポケットティッシュが登場するまで道端で配られていたのは販売促進用のマッチで、「マッチは買うものではなくもらうもの」という風潮。
ところがある日、100円ライターの登場により、マッチの需要は激減、広告グッズからお役御免になるのも、時間はかからなかったそうです。
マッチのかわりになるものを探していた矢先、箱型のティッシュが日本の市場に出回るようになりました。そこで明星産商の社長は「小さくしたらマッチの代わりになるのではないか」「ポケットティッシュはいずれ買うものではなくもらうものになる」と確信したんだとか。
oh…先見の明がすごいですね。
やはり昭和から続く企業の社長となるとユニークですね。
その後サポケットに入りやすいサイズ等、試行錯誤を重ね、わずか3年で明星産商の社長は現在のポケットティッシュのを作り上げたました。
ちなみにポケットティッシュを販売促進用グッズとして広めたのは富士銀行(今のみずほ銀行)で、口座を開設したお客さんに渡していたのが始まりとの事。
物珍しさ、利便性で評判はかなりよかったとのこと。
明星産商の社長が言ったとおり、ポケットティッシュはタダでもらうモノとなったのです。
ちなみにポケットティッシュひとつの原価はおよそ3円で年間30億個が作られ、その9割以上が販売促進用グッズで使われているとのことです。
45年もの間、販促グッズとして愛されている「ポケットティッシュ」
その地位を奪う存在は果たして現れるのでしょうか?
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